レコード針

当店の標準レコード針は国産の樽屋赤針01Mです。

レコ屋のテクニークの視聴針で気になっていて、調べたら意外と安かったので買ってみたのですが、それからずっとこれです。
最初はなんかモコモコしてる音だなーと感じていて、正直オルトフォンの方が良いかも?と思ってしまいました。
結構こういう意見よく聞きます。
しかし少し慣らしてると、こなれてきて俄然良い音になってきました。
ぶ厚くて、レンジの広い、生々しい音ですね。
リスニングにも良いと思いますし、ロック、テクノ、ディスコ、ソウルとか相性良さそうだと思います。
赤針は設定ミスると、針飛びしやすいし、なかなか癖のある針ですが良いと思いますよ。
針の公式設定値は、針圧3.0-3.5 、トーンアームの高さ設定は目視で4mm程度(1.5くらい)、アンチスケーティングは0。(アンチスケーティングが壊れてたら、試しながら調整する)

※追記
ちなみにこの赤針は、ミキサーのフォノイコライザーの性能に大きく左右されるようです。
良いフォノイコだとモコモコ感皆無です。
これはアレヒのXone 43 → Xone PX5とミキサーを変えて初めて分かりました。
Xone 43のフォノイコも正直パイオニアのミキサーより全然良いフォノイコライザーだと思ってますが、Xone PX5やXone 92は別格ですね。
同じ針なのに出音が全然違います。
赤針はピタッとハマれば凄く良い音で鳴りますが、フラットではなく低音強めな感じはします。
テクノにはどハマりします。
キックの音が気持ち良いです。
また音の悪いレコードは、そのまま悪い音で鳴らします。針の聴き比べをする際はなるべく最高な音質のもので!

同じく樽屋の白針も買ってみました。
白針はスクラッチ用ということですが、音的にはオルトフォンに近く、キレイめな音です。

例えばナイトクラブEと比較して、レンジの広さ、解像度でさらに上をいきます。
テックハウスとか合いそうな感じ。
ただ、分厚さやレンジの広さでは赤針が良いです。

白針は針飛びしづらく、キレイに鳴るので現場に持っていくにはベストなのかも?と思います。
タンテの平行バランスがちゃんと取れてない現場とか、やたら針が飛ぶ現場などあったりしますしね。
ただ、白針は少し高いのがネックです。
オルトフォンは出力が低いので、ミキサーによっては、CDJなどに音圧で負けることがあったりしますが、樽屋なら大丈夫!
一般的には白針なら誰にでもオススメできますね!(高いけど)
個人的に現場に持ち込む針は白針です。
WSLでテクノやる時は赤針です!